「LASTMAN」がかなり良質のドラマだったので、その勢いで見始めた訳です。


ところが。


いきなり、メチャクチャお金が掛かってるし、意味不明のモンゴルロケだし、内容は良く判らないし・・・


というスタートだったので、コロナ禍で仕事にあぶれた芸能人やテレビ局、製作スタッフなんかがスポンサーから大金をGETするのが目的の、しょーもないドラマなんじゃないの?という非常に冷めた目で、「こりゃ1話切り」だな、と思ってました。ええ。


見てる方々はお分かりでしょうけども、1話目見終わったら、翌週を見ずにはいられませんでしたねw


それくらいドラマとしての迫力満点だったのです。


しかも、二話目、三話目と見る度に、新しい謎が憶測を呼ぶ、しかもその憶測はほぼ外れる、という展開。


その頃に、ここに感想を書こうとして、モタモタしてる間に、書く予定だった感想が完全に見当はずれの感想だったり、そこで自信満々に立てた予想が見事に外れてまして、まぁ、書かなくて良かった、という哀れな結果に。


その後も、予想が外され続けたので、予想するのをやめましたw


普通の視聴者が予想出来る事は、製作側が最初に予想した上で、罠にかけてる感じがしますので、つまり、予想するだけ無駄だという事に気が付いたのでした。



まぁ、それでも予想してしまう訳ですがww



乃木が撃った別班の隊員達が、死んでるかどうか?でストーリーの流れが決定してしまう、と考えながら第8話を見たのですが、ドラマ中にくどい感じで、撃たれた4人は即死だったこと、遺体は野崎らが回収して日本へ送り返した事などが描かれてました。


なので、4人は死んでいないと考えるべきでしょうねw (もう何も信じられませんw)


黒須(桃李君)も死んでないし、既に2回もノコルに命を助けられましたし、結局、傷の手当も受けてる模様ですし。


乃木は野崎に速攻で現場に到着できるように段取りしてましたから、最初から野崎に負傷者を回収させ、死んだことにして処理させるつもりだったのではないでしょうかね?



4人が死んでない事を、実はベキも疑ってる様です。もし死んでれば、息子であったとしても、そんな事をする人間を信用することなど出来ない、とベキが言ってた訳ですし、ノコルもそう言ってましたので、そこは間違いないと思うんです。仲間を裏切る人間を信用しない、というのは大切な事ですからね。


にも関わらず、乃木に重要な情報に接近させた上で、自分達の活動を見せて行ってますので、完全に裏切り者だという烙印は押せてないという事でしょう。


とすれば、テントの幹部連中は単なる殺人集団でも無ければ、今回明らかになった様に、片方でテロや暗殺活動で金を集め、片方で慈善事業を行う様な、そんな集団という訳でも無いようですが、少なくとも完全に悪の組織ではない事はこれまでの経緯からもほぼ確定でしょう。


劇中で明かされたのは、広大な土地を買うことが主目的の様なのですが、中央アジアで土地と言えば地下資源ですよね。


地下資源と言えば、かつてそれで世界大戦に突入してしまったのが日本な訳ですから、そこに眠る地下資源を日本に提供するのがテントの目的なんじゃないのか?という疑いを持ってしまいます。


そうなると妄想はさらに膨らみ、テントが日本の為に闇の仕事を行ってると仮定すると、それはつまりテントも別班なんじゃないのか?という疑念が湧いてきます。


別班の櫻井女史の態度もおかしいので、ひょっとしてベキと知り合いか、仲間の可能性すら感じます。


ベキやノコル、あるいは更に何人かの幹部と、他のテントの組織メンバーの間には隠し事があるのは確実で、それを暴かれない様にするために、敢て冷徹なテロ組織の指導者として振舞ってる部分もあるのだろうと思われるフシが見え隠れしてる気がします。



まだ、小日向さんの謎の演技の答え合わせが残ってますし、まだまだ二転三転するのは確実なので、ここに書いた全てが全部ただの妄想という事になっても少しも驚きませんw


まぁ、そういう訳で、見てる人々は、毎週毎週こうやって、あーでもない。こーでもない、と妄想を繰り広げてる訳です。


最初に思った、しょーもないドラマという予想からして、全てひっくり返されてしまう、とてもレベルの高いドラマになってます、という現時点で感想です。