基本的には、あくまで個人的な評価の話ですが、その個人的な評価が低くて早々に切ってしまった作品などは、そもそも話題にはしないつもりです。


そしてこの、「このヒーラー、めんどくさい」という作品は、ほぼ1話切りになる予定でしたw


もっと言うと、1話すら完走が厳しい感じがしました。


しかし、運良く見続ける事に成功していますww



どうしてそこまで初手での評価が低かったのか?


ですが、それはズバリ、検索キーワードの候補にまで上がって来る、「テンポが悪い」という部分でしょうね。



作品の基礎部分として、主人公とヒロインの掛け合いで物語が進む構成になってます。



そしてタイトルにもある通り、「このヒロイン」の口と態度が悪く、つまりそれはボケ担当なで、主人公がそれに突っ込みを入れながら物語が進んで行く構成になってるのです。


当然、お笑い好きな人なら誰でも気付くテンポの悪さなのですが、関西人にとっては地獄の域ですw


検索して出て来るページで指摘されてますが、「ギャグマンガ日和」のスピード感は参考にするべきですね。「ギャグマンガ日和」の場合は、そもそもそういう実験が行われた作品だった訳で、そのまんまの手法をパクっちゃう訳には行かないとは思いますけどね。


会話で笑わすには、やはりテンポは非常に重要で、突っ込みを入れるには、充分な間を執ったり、逆に食い気味で行ったりも必要ですし、当然、乗り突っ込みという手法もある訳です。


全て、その前後の状況や、全体のストーリー構成によって最適解を見つけないといけません。


「ギャグマンガ日和」はそれらの点で非常に挑戦的な作品となり、監督やスタッフ力量が評価されたと思うのです。原作の秀逸性はもちろんです。



それらを踏まえたうえでの、この「このヒーラー、めんどくさい」と言う作品ですが、確かにテンポが悪いんですw


声優さん達にそこまで求めるのは難しいと思うので、やはり監督なり脚本なりがちゃんと指示しないと駄目だと思うんですよね。



まぁ、そんなこんなで、1話切りしそうになったのですが、物語そのものは、細かい所で意外性もあるし、テンポが悪いとは言いましたが、ギャグとして成立してて充分に面白い箇所もあるので、それこそ録画したものを、アレコレと脳内で突っ込みながら見る、という新しい楽しみ方を見出してしまったのですw


という訳で最終回まで見る予定となりましたw